ピアノ教室:::ビギン・ポピュラーピアノ教室 兵庫校 |庄内|三宮|

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ツー・ファイブについて

前回は恐ろしく観念的な話になってしまったので、
今回は和音の理論のことを
説明してみようと思います。

その前に、キーについて少しだけ。

キーは、知っていますか?
曲にはあらかじめ定められた
キーというものがあるんです。
ハ長調、またはCメジャーなどと言って、
全部で十二種類あります。
ざっくり解説すると、
まず、ピアノのドから白鍵だけを弾いて、
次のドまでの音の並びが、
ハ長調、またはCメジャーです。
これをレから始めると、
ニ長調、またはDメジャー。
ただし、これは白鍵だけではいけません。
ハ長調の時と同じ音程をたどる必要があるので、
いくつかが黒鍵になります。
今回はハ調長で説明をしていきます。
キーにはこの他に、全部で十二個あるんだな、
と言うところさえ押さえておいてもらえたら
大丈夫です。

では次に、ドから始まる白鍵の並びがありますね。
ドを起点にして、
一足飛びに音を選んで和音にしましょう。
ドから始まる時は、ドミソ、となります。
レからの時は、レファラ、です。

この作業をドからシまで続けると、
七つの和音ができます。

   ドミソ、レファラ、ミソシ、ファラド、
   ソシレ、ラドミ、シレファ

こうです。これらはコードというもので
表記することができます。
歌謡曲の一段譜などで見かける、
五線の上にアルファベットが書かれているのが
それにあたります。
上の和音をコードに改めてみると、こうなります。

   C、Dm、Em、F、G、Am、Bm(-5)

mとか(-5)とか付いていて、
「これは何なの?」と思うでしょうが、
今は無視して下さい。
(と言いつつ、気になるでしょうから
少し補足します。mは「マイナー」と読み、
(-5)は「フラットファイブ」と読みます)。

タイトルに挙げたツー・ファイブとは、
上の並びの二番目と五番目のことを指します。

   Dm G

Gは大元のCに行きたがる性質があります。つまり、

   Dm G C

ツー・ファイブ・ワンとなりましたね。
これが、実はとても大事なんです。
ジャズの理論の中では日常的に登場します。

この進行は、ジャズに限らず、ポップスやR&B、
フュージョンやファンクなどにも多く見られます。
それはどうしてかと言うと、
このツー・ファイブがあるお陰で、
曲に起伏が生まれるからなんです。

音楽での起伏とは、
安定な状態と不安定な状態の差のことを指します。
難しい説明は割愛しますが、
ツー・ファイブの進行とは、
不安定な状態から安定な状態に
向かう動きを表しているんです。

また抽象的な感じになってきました……。
ツー・ファイブはとにかく大事だと、
そういう訳なんですね。
今回は、頭が痛くなってくる
この辺りまでとしまして、次回はコードについて、
もう少し詳しく迫ってみようと思います。


どうしても乗り切れない時

どうにも調子の悪い日って、ありますよね。改札口に
切符が入らないとか、赤信号を渡ってしまいそうに
なったりとか。ピアノでも、昨日はできていたのに
今日になって全然弾けないこととか、
結構ざらにあるんですよね。
「私だけなのかも……」って思っていませんでしたか?
そんなことないですよ、ボクもそうですから。

あるいはこういうこともあります。
気持ち良く演奏しているはずなのに、どうしてか、
全然ノッてこない。
逆に、弾けば弾くほど気持ちが離れて行く感じがする。

この現象は、ピアノを初めとする器楽奏者に
特によく起こるようです。ある曲を練習していて、
慣れてきた頃にこの事態にはまるパターンが
多いんですね。

原因には、心の調子が良くないことも挙げられますが、
こういうことも考えられます。

慣れてくると、意識しなくても指が覚えていて、
あたかも自動的に弾いてくれているように感じます。
この時、演奏者は自分の演奏を聴いていないことが
あるんです。もう知っているメロディだから、
飽きがきて、ただ弾いているだけになるんですね。
すると、弾いているのだか弾かされているのだか
分からなくなってしまう。

こんな場合、どう対処すればいいのか。

休息を入れてみる。考えられるのはまずこれですか。
煮詰まるといいことはないです。
この間に、音楽を聴くのも良い手です。
新しいイメージが生まれて、
やる気が再び湧いてくることがあります。
リフレッシュはとても大事です。

ボクの場合は、こんな方法を取っています。

自分の音をよく聴く。ピアノの音は、鍵盤の触り方、
体重の乗せ方、音の切り方などで、
全然違って聴こえるものです。
ひとつの音にも、微細な差ではありますが、
実に多種多様の表現があるんですね。
その中で、自分のお気に入りのポイントを見つける。
ちまちましていると思われそうですが、
これがとても大切なんです。

人と話をする時って、
相手の言葉や自分の言葉以外にも、
目の動きだったり微妙な仕草だったり、
そういうところも見ていますよね。
それらが噛み合わないと、
いくら会話が流れていても、
何となく息が合わないまま、
じゃあまた明日ね、
となってしまう。

音楽における微妙な仕草とは、
音色であるとボクは思っています。
ひとつの言葉が言い方次第で
意味を変えるように、
ひとつの音も弾き方次第で意味を変えます。
例えひとつの音にしても、
その時に出したい音色を探るとなると、
なかなか一筋縄では行かなくなります。
この作業は、辛くもありますが、
それ以上に楽しい面もたくさんあります。

お気に入りの音色が出せるようになれば、
それだけでたくさんの豊かなイメージが
頭の中に膨らんできますし、
自分の音に癒されたりもします。何よりも、
自分の気持ちを素直に表現することができます。
それはとても素敵なことです。

ついつい熱が入って抽象的な話になって
しまいました……。ピアノの音ってとても奇麗です。
そのたくさんの奇麗な音の中で、
あなただけにしか出せない奇麗な音があります。

どうしても乗り切れない時は、ちょっとひと息入れて、
それから耳を澄ましてみましょう。
思いもかけない発見が必ずありますよ。

という訳で、ちょっとスピリチュアルな
豆知識でした(笑)
次回はもっと具体的なことを書きたいと思います。


聴く耳は変わります

ポピュラーピアノには、クラシックとは少し異なる効用が
たくさんあります。温泉みたいな言い方ですが……。

例えば、こんなことができるようになります。

聴いたことがあって、
鼻歌が歌える程度に知っている曲を
ピアノ曲にして弾いてみせることができる。

ホントに? と疑いたくなるでしょう。
ボクも勉強する以前は疑っていました。しかしですね、
できるようになるんですよ。
ひとつずつ手順を踏んでいけば。

これには3つのスキルが必要になってきます。

ひとつは、聴く力。
ふたつは、和声(コード)を理解する力。
そして3つは、言わずもがな弾く力。

まず、メロディを聴いて、ドレミで歌うことができる。
これが聴く力です。
何もいきなり歌えなくてもいいんです。
ピアノを前にして、ひとつひとつ音を確かめながら
拾っていってもいい。少し根気がいりますが、
好きな曲なら案外楽しくできます。
ボクが初めてメロディを拾おうとした曲は
ルパン三世のテーマで、これは楽しかったです。
少しずつ弾けるようになると、単純に嬉しいんですよね。

それから、コードを理解する力。
平たく言うと和音を聴き取るんですね。
「メロディだけで精一杯なのに
和音なんて、和音なんて!」
と言われてしまいそう。でも大丈夫です。
コツがあります。

コンテンポラリーの曲に見られる和音には、
ある一定の決まった流れ(『コード進行』という)が
あります。
これはそんなにたくさんはないんですよ。
せいぜい十数種類というくらいですかね。
よっぽど難解な曲でない限りは……。
なので、その仕組み、
言うなれば曲の設計図が分かればひも解けます。
これは勉強すればすぐ身につきます。

そして弾く力。これは説明不要でしょう。
残念ながら、こればかりは地道に
練習するしかありません。
誰かに弾いてもらって、自分は歌う、という
裏技はあるにはありますが。

練習で最も大切なことは、続けることです。
何も難しくて辛いことばかりしなくていいんです。
無理なく、出来る限り楽しく続けられる方法を探す。
自分にあった方法が見つけられたらしめたものです。
体験レッスンに来てもらえたら、楽しい練習方法を
たくさん提示しますので、
これなら僕にも私にもできそう、
というのがあったらチョイスしてミックスしたりして、
いろいろ試してもらえたらなと思います。

そうやっていると、あなたの耳は
次第に変わっていきます。
より雄大に繊細に、音楽をもっと大きく
捉えることができるようになります。

ぜひぜひ、その楽しさを共有しましょう!


超簡単! コードの話

コードの話をしてみようと思います。

知っていますか? コード。
歌の大全集みたいな本の中には、
各歌ごとに小さな楽譜が掲載されていて、
そこには一段譜でメロディのオタマジャクシが並び、
その上のところにCだのDだのと
何やらアルファベットが書かれてあります。
これがコードというものです。

コードとは平たく言えば、
メロディに適した和音のことで、
メロディが移り変わって行けば、
それに合うように変化します。

例えば4小節単位で、

|C   |Am   |F G |C   |

などという風な感じです。
ポピュラーピアノやジャズピアノを弾く人は、
この記号を見て左手の和音を付けていきます。
右手は基本的には譜面通りのメロディを弾きます。

メロディのことはひとまず置いといて、
さて、このコードをどうやって弾くのかですが、
簡単なところからいきましょう。

まずアルファベット。
これはドレミファソラシに対応していていて、
次のようになっています。

C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ
G=ソ、A=ラ、B=シ

簡単でしょ?
どうしてこうなっているのかは、
西洋音楽でこのように定めたからのようです。

あなたが譜面を多少読むことができて、
左手で何かを弾く余裕があるのなら、
Cと書かれてあったらドを弾いてみましょう。
これは次のコードがやってくるまで
押さえっ放しで構いません。そうしながら、
右手でメロディを弾いてみましょう。
これだけでもぐっとサウンドが広がって、
メロディがより味わい深く聴こえると思います。
1オクターブ上か下のドも一緒に
押さえてみても面白いです。
より重厚な雰囲気になります。そうやって、
1コーラス弾くことができたら
、しみじみ嬉しくなること請け合いです。

ちなみに、C♯とあったら、
ド♯と弾いて下さいね。E♭ならミ♭という風に。

先程上で示した一例の中には、Amなんていう、
mがついているものがありました。
じゃあ、これはどうするのか。

ここからが実に面白い話になっていきます。
和音には明るいものと暗いものがある、
なんていう展開になります。
このmを説明するためにはいくつか
紹介しなければならない事柄があるので、
機会を改めて説明してみたいと思います。
今はmと書かれていてもお構いなしに、
Amならラを弾いて、そのサウンドを
楽しんでもらえたらと思います。

どんどん広がるサウンドの世界。
それはとても刺激的な旅路です。
ボク自身がこの道の途中にいて、
まだ先は広がっています。
どんなミュージシャンでも、
サウンドの追求には終わりがありません。


メトロノームはこう使います

学校の音楽の授業で、使ったことはありませんか?
メトロノーム。正確にタイムを刻むことのできる
アイテムで、昔ながらのメカ式の他に、
近頃は(近頃と言うほどでもないけど)
電子式の軽いのがあって、ボクはこっちを
いつも持ち歩いていて大変重宝しています。

学校でメトロノームを使う時と言えば、
みんなでアンサンブルをする際、
全体のソリが合うようにテンポの指標にするという
使い方をしていたかと思います。
これはとても大切な方法で、ボクも他のメンバーと
アンサンブルの練習をする時に使ったりします。
特にキメが多いジャンルの演奏の場合には
これは欠かせません。

でもメトロノームには、
他にもこんな利用法があります。
それは、リズムの練習の時。

普通に鳴らすとすると、4拍子の曲だったら、

カチ、カチ、カチ、カチ

と4つ打つようにしますよね。当たり前ですが。

ポップスなどのポピュラー音楽や
ジャズやロックなど、コンテンポラリー音楽では、
4拍子の場合、2拍目と4拍目に重みがあって、
強弱で示すと、弱、強、弱、強、となります。
よくロックドラマーが曲の始めで
カウントする時、スティックをかち合わせて、

「ワン、トゥー、ワントゥースリーフォー」

とやりますよね。この時、スティックを叩く
タイミングがトゥーとフォーで、
こうやって叩くのには理由があったんですね。

なので、ポピュラー音楽を弾く際には、
この2拍目と4拍目にドスンと落ちてくるような
感覚が欠かせないんですね。
これがリズムというものですね。

その感覚を養うにはどうすればいいのか。
まず言えることは、
とにかくたくさん聴くことです。
何度も聴けば感覚が掴めてきます。

さて、聴いてみた上で、
メトロノームが力を発揮する訳です。どう使うのか。

することは簡単。鳴らしながら、
片手でもいいから好きな曲を弾くこと。

なあんだ、できるよそんなこと、
と言いましたね? ではこうしてみて下さい。

4つ分打っていたメトロノームのテンポを
半分にしてみて下さい。すると、
ふたつ分になりますよね。
これで、それまで弾いていたのと
同じ早さで弾いてみる。

カチ、カチ、カチ、カチ

だったのが、

カチ、……、カチ、……

になる。これで弾いてみるんです。

これでも弾けるんじゃないかなと思います。
カチ、……、カチ、……、のタイミングは
1拍目と3拍目に鳴っているはずです。

ここで挑戦。
この1拍目と3拍目に鳴っているメトロノームを、
2拍目と4拍目になるように、
ちょっとずらして演奏してみる。
これはなかなか厄介です。弾きながら、

……、カチ、……、カチ

と鳴っていれば成功です。
この方法は確実に、
あなたのリズム感をよりいいものにしてくれます。

ボクもこれ、さんざんやりました。
最初はうまくいかなくてしょげるけど、
続けていたら、ある時いきなりできました。
リズムの練習って不思議で、
ある時いきなりできるようになるんですね。
結構嬉しいものです。

ちょっと繁雑な説明になりましたが、
是非試してみて下さい。煮詰まってしまったら、
ボクと一緒にじっくりやりましょう。
じっくりやって、
ある時瞬間にできるようになったら、
すごく素敵じゃないですか。


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Bill Evans Walts for Debby

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ボクがジャズピアノに目覚めるきっかけになった音源です。それまでピアノといえばクラシックか歌謡曲のピアノアレンジしか知らなかったボクにとって、すべてが驚きでした。ピアノで、こんなスゴイことができる、カッコイイ! と感じて、絶対ジャズピアノをするんだと決心したのを今でも覚えています。これはピアニストBill Evans率いるトリオの演奏です。

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ジャズピアノの教則本です。ジャズと聞くと、理論とか難しそうじゃないですか。この本ではそんな人のために、とても分かりやすい、かつ実践的な知識や練習法などが紹介されています。練習していて行き詰った時などに、ボクはこの本を読み返したりしています。ジャズに興味のある方は、ぜひぜひ見てみて下さい。

Dave Brubeck Quartet TIME OUT

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ウェストコースト・ジャズの巨匠でピアニストDave Brubeckの演奏です。誰もが一度は耳にしたことがあるTake Fiveという曲が収録されています。実は、よく聴くとこの曲は5拍子なんですよね。CDには他にも、8分の9拍子などの変拍子でできた曲がたくさんあって、これ本当にジャズなの? と言いたくなるような独特の世界観があります。聴けば楽しくなれる一品ですよ!